行政法 [過去問]/医療行為について

civillaw 2016-08-07 20:39:47

いつも、適格なご回答ありがとうございます。
さて、医療行為は公権力の行使にあたるのでしょうか?
H20-20-3及びH26-19-オではともに判例S57.4.1を引用し公権力の行使にはあたらない、とされています。
しかしながら、H20-20-5では医療行為は公権力の行使にあたる、とあります。
 定期健康診断は医療行為にはあたらず、拘留されている「患者」に対して行う場合は医療行為とみなされるのでしょうか?
 医療行為はどのような場合に公権力の行使にあたり、どのような場合に公権力の行使にあたらないのかが分かりません。
 ご教授頂ければ幸甚でございます。
 よろしくお願いします。

 

 私も、7月11日に類似の質問をさせて頂き、回答を頂きました。参考となるかもしれません。
 さて、本件質問に関して、私も本年法学に関して初学者であり、これまでの浅はかな経験からでしか言えませんが、それを了承いただきたい。
 国嘱託の保健所勤務医師が主体となる医療行為は、主体は確かに公務員ではありますが、その行為自体は民間の医師が行う行為と比較して違いがありません。
 国家賠償法にいう、「公権力の行使」とは、国又は公共団体の作用のうち純粋な私経済作用と国家賠償法2条によって救済される営造物の設置又は管理作用を除くすべての作用となりますから、本件における保健所医師の医療行為自体はこの「純粋な私経済作用」に当たり、公権力の行使からは除外されると思います。
 一方で、拘置所職員たる医師が行う医療行為は、拘置所において、その行為の対象者は被告人や刑が確定した者等のみを対象として行われるものであり、かなり限定的で特殊なものであると思います。つまり、これでは、除外規定の純粋な私経済作用には当たらないはずです。

参考になった:2

mashimashi9 2016-09-03 10:16:03

mashimashi9さん

こんにちは

懇切なご説明ありがとうございます。

大変参考になりました。

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civillaw  2016-09-04 10:22:57

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